40代50代男性のための失敗しない白髪染めカラーの選び方や美容院の選び方
こんにちは。恵比寿のメンズにも人気の、痛まないカラーが得意なOPSIS Kalon美容院の伊藤です。
2024年現在、メンズエステに代表されるように、
昔に比べると、男性も『美』への意識がとても高まっているものかと思います。
さて、今回の内容は『男性の白髪染めヘアカラー』に関してです。
- 男性って白髪染めなくてよくない?
- 白髪染めってそもそも何?普通のカラーと違うの?
- 白髪染めするとしたら、どのくらいの頻度でしたらよいの?
- カラーするとパサパサにならない?
- 美容院でも、メンズの白髪染めはやってるの?
など、さまざまな疑問があると思います。
これらの疑問を解決できるように
現役美容師としての意見をまとめていきます。
僕のお客様も30%ほど、男性のお客様がいて、
最近白髪染めを始めた方などもいらっしゃいます!
- 一般の方にわかりやすく白髪染めを解説
- 男性のための白髪染め情報
- 痛みのない白髪染め情報
- 白髪染めをするかどうか?のアドバイス
まずは、そもそも白髪染めって何なの?
というところから、わかりやすくご説明します
白髪染めとは
そもそも、『白髪染めヘアカラー』って何なの?
という疑問をお持ちの一般のお客様は多いと思います。
通常のヘアカラーと原理は変わりませんが、
そもそも何故白髪になるのか?
という部分も含めて、解説していきます。
まずはなぜ白髪になってしまうのか?を見ていきましょう
なんで白髪になるの?
この辺りは、少し専門用語も出てくるため、頭が痛くなりそうな方は、飛ばしてください(;’∀’) なるべく簡潔にまとめます。
髪がもともと黒いのは、髪の内部に『メラニン色素』と呼ばれるものがあるからです。
髪の毛のメラニン色素は、毛髪一本一本の根元付近にある、『メラノサイト』と呼ばれるところでつくられます。
メラノサイトの働きが低下し、『メラニン色素』がつくられなくなると、白髪になります。
加齢や、遺伝も影響するといわれていますが、
それ以外でも、ストレス、高熱、薬の影響でも、白髪になったりするという説もあります。
次に、美容院でよく使われる、白髪染めヘアカラーの種類を確認してみます
美容院で使われる白髪染めヘアカラーの種類
一般的に美容院で使用される白髪染めヘアカラーには、何個か種類があり、
よく使われるものをあげると、
- アルカリカラー
- ヘアマニキュア
- ヘナ
などがあり、それぞれの特徴を簡単に表でまとめてみると、
アルカリカラー | ヘアマニキュア | ヘナ | |
髪を明るくする | 〇 明るくできる |
× 明るくならない |
× 明るくならない |
髪のダメージ | × ダメージする |
〇 ダメージはほとんど気にならない |
〇 基本ダメージしない |
持続力 | 〇 長い |
△ 比較的落ちやすい |
〇 長い |
臭い | × 基本アンモニア臭がある |
〇 臭いはほとんど気にならない |
△ 原料の自然の香り (好き嫌いが分かれる) |
このような感じになります。
アルカリカラーは比較的色の選択肢が多く、明るさも調整しやすいため、広く使われていますが、
ダメージしやすく、臭いや刺激があるというデメリットもあります。
一方マニキュアやヘナは、ダメージが少ない反面、色味が選べなかったり、明るくできない、マニキュアに関しては、すぐに白髪が目立ってしまう、などのデメリットがあります。
それらのデメリットを解消するため、最近では第三のヘアカラーと呼ばれるような、ダメージが少なく、色味も比較的自由に選べるようなヘアカラーも出てきています。
当店では、『アルカリカラー』と『ヘナ』の良いとこ取りをしたような、
ダメージレスで、限定美容院でしか使用できない
というものを取り扱っています。
小麦粉カラーに関しては下記ブログに詳しくまとめてあります。
なんじゃ?小麦粉ヘアカラーとは?
詳しくは上のブログにて書いていますが、簡単に言うと、ダメージレスでおしゃれ染めも、白髪染めもできる、男性におススメのヘアカラーです。
髪を明るくする | 髪のダメージ | 持続力 | 臭い | |
小麦粉カラー | 〇 明るくする工程もある ※1 |
〇 基本ダメージしない ※1 |
〇 長い |
〇 基本なし ※1 |
※1小麦粉カラーの明るくしない工程では、基本ほとんどダメージや臭いはありません。
明るくする工程ではアルカリを使用するため、多少のダメージや臭いは伴いますが、
小麦粉カラーの場合、アルカリの量を通常のカラーの半分程度にしてありますので、ダメージや臭いは最小限に抑えられます。
続いて『白髪染め』と『普通のヘアカラー』の違いを、わかりやすく解説します。
『白髪染め』と『普通のカラー』は何が違うの?
白髪染めやってるって、人に言いたくない感じじゃな…
ご安心ください。白髪染めも普通のカラーも原理はまったく一緒なんです(^^)
アルカリカラーにおいて、白髪染めと、普通のヘアカラーとで、
まったく違うものだと思っているお客様はとても多いのですが、
基本染まる原理は、まったく同じです!
では?どうして白髪染めと呼ばれるものがあるの?という部分、必要な部分だけ簡単にまとめてみましょう♪
色の選択が自由で、
透明感のある色味を出しやすい
白髪には、色が入りづらいため、
濃い染料を使う必要がある
結果として、色が暗く濁りやすい
明るいヘアカラーは、染料が薄いため、白髪が染まりません。
要は白髪を染める場合は、基本、比較的暗めのヘアカラーとなります。
そうか…、できれば少し明るくしたいな…
上に説明したのは、基本的なお話で、
実は最近では、比較的明るめの白髪染めも可能になっています。
当店では、明るい白髪染めをされたいお客様には、通常のヘアカラーと、白髪の染まるヘアカラーを合わせた【ミックスグレイカラー】を提案しています♪
白髪染めとは?まとめ
- アルカリカラー、マニキュア、ヘナ、小麦粉カラー等種類がある
- 通常のヘアカラーも、白髪染めも原理は同じ
- 白髪は染まりづらいため、白髪染めは色が濃く、暗くなりやすい
- 最近では比較的明るめの白髪染めも可能
それと、最近は白髪を染めるのではなく、『ハイライト』などを入れて、白髪をおしゃれにぼかす方法も増えてきています。
それは良さそうじゃのう。
はい。ただ、その際はしっかり髪のケアもしてあげないと、時間がたって色落ちしたときに、汚くなってしまいます 汗
そのため当店では、白髪染めハイライトをする場合は、『髪質改善トリートメント』と合わせせて施術することをおススメしています。
男性の方には、お手軽なクイックコースも準備しています。
ほほう
※当店にて、男性のヘアカラーと組み合わせたお手軽な『髪質改善トリートメント』をご希望の方は、ご来店の際にスタッフにお尋ねいただくか、下記公式ラインよりお問い合わせください。
メンズの白髪が増えてきた時の対処法
40代50代頃になると、白髪が気になる男性も増えてきます。
さて、そのような時どうするか?
何個かの選択肢を上げて、それぞれを解説していきます。
市販の白髪染めや、ヘアケア商品でセルフカラー
まずは、美容院や床屋さんが苦手な方や、今すぐ染めたいというかたは、『市販の白髪染め』という選択肢があります。
最近では、薬局で買える白髪染め用ヘアカラー以外にも、
シャンプーごとに少しづつ染まるタイプや、
必要な時だけ黒髪や茶髪にできるような、ワックスタイプなども人気です。
何個かおススメをピックアップしてみます。
ちなみに薬局でホームカラーをご購入される時は、泡タイプがおすすめです。
- シャンプーで染める
白髪染めを自宅でやるのは大変そう…めんどくさい…
という方は、これらの、シャンプーする度に少しずつ色が入るタイプもおススメです
※個人の毛質の差により、色が入りやすい方や、入りづらい方がいらっしゃいます。
- ワックス感覚でその日の気分で色を変えてみる
白髪は染めずに残しておきたいけど、「必要な時だけ白髪をカバーしたい」という男性にはこちらのワックスタイプがおすすめです。
※個人の毛質の差により、色が入りやすい方や、入りづらい方がいらっしゃいます。
美容院で白髪染めをしてもらう
せっかく白髪染めをするなら、きれいに染めたい。
という方は、美容院で染めてもらうことをおススメいたします。
美容室の薬剤は、一般のカラー剤に比べて、細かい調整ができるのが特徴の1つです。
例として、2つのパターンを上げてみます。
どちらのパターンも、ご自身のセルフカラーでは、希望に沿うことは難しいです。
- 白髪をぼかしたいとき
美容院によっては『白髪ぼかし』というカラーを取り扱っているところもあり、
明らかに染めてる感じが嫌で、白髪をぼかして染めたい人には、こういったカラーも可能です。
このようなヘアカラーは、塗り方などが特殊なため、セルフカラーでは、失敗の可能性があります。
当店でも取り扱いがあります。
- 痛ませたくないとき
このようなケースも、セルフカラーでは対応が難しいです
プロの美容師にお願いする場合は、薬のパワーを必要に応じて弱くしたり、トリートメントなどで保護したりすることができますが、専門的な知識が必要になるため、ご自身で調整することは困難です。
また、美容院のヘナなどは、痛みが出ないので、ヘアカラーをして、パサつきが出るのが嫌な男性におススメです。
ただ、ヘナの場合はどうしてもオレンジっぽい色味が出てしまいます。
当店ではそのような、痛ませたくないが、オレンジっぽいのは嫌だ!というリクエストにお応えできるように、
全国でも限られた美容室でしか取り扱うことのできない【天然小麦粉ヘアカラー】を準備しています
ジアミン染料は入っていますので、アレルギーのある方は天然ヘナをおススメしています。
美容院で白髪染めをする方は、髪のプロとしっかり相談し、専門的な知識のもと、あなたにあった薬剤をチョイスしてもらいましょう。
染めない
『染めない』というのも、一つの選択肢ではあります。
ジョージ・クルーニーのような、ダンディーなグレイヘア。とても素敵ですよね♪
ただ、この場合、男らしく『ダンディー』な感じになってくれたらよいのですが、
全体がどのくらいの白髪の感じになるのかは、千差万別。
本人に似あう似合わないも含めて、場合によっては汚く見えてしまうこともあります。
- 気の知れた友人や家族に、聞いてみる
周りのことは、一切気にしない。という方はご自身の判断でよいかと思いますが、やはり多くの方は、『周りの目』も重要かと思います。
何でも言ってくれそうな、周りの方に、ご自身の白髪が、どう見えるのか?
を、しっかりと相談し、もしも印象が良くない場合は、染めることをおススメします。
自分だけで判断するよりも、周りの意見も聞いてみることをおススメします
白髪染めって、どのくらいの頻度でしたら良いの?
では、実際白髪染めをしてみるとして、どのくらいの頻度でしたらよいのでしょうか?
毎月の予算なども先に考量したほうが良い。という方もいらっしゃると思いますので
まとめてみます。
実は染め方の種類や、白髪の量によっても必要な頻度は変わってきます。
白髪ので始めで、量が少ない場合は、基本2カ月に1度くらいで良いと思いますが、
染め方によっても変わってきます。
市販の白髪染めの頻度
市販の白髪染めの場合、心配なのは『ダメージ』です。
美容院で染めるのと違い、髪に負担がかからないような、細かい調整ができないため、毎回一定のダメージが重なります。
白髪の量が多い場合、毎月やりたいとことではありますが、
ダメージを考えると、白髪の量にかかわらず、できれば2カ月に1度ほど位にしたほうが良いと思います。
白髪ぼかしの頻度
こちらは、白髪をぼかして染めているため、伸びてきても、比較的なじみます。
通常2カ月に1度くらいをおススメしています。
美容院でやる白髪染めの頻度
例えば、白髪をきっちり染めたい場合で、白髪の量が全体の30%以上になってくると、
ヘアカラーをした後、1カ月もすると、根元の白髪が気になってきてしまいます。
当美容院のお客様も、白髪の比較的多い方は、毎月染めるお客様が多くなっています。
ただ、市販のヘアカラーよりはダメージは少ないですが、
アルカリカラーの繰り返しは、どうしても髪や頭皮に多少なりとも負担がかかります。
そのような『ダメージ』が気になる方には、
ヘナや、当美容院一番人気の【天然小麦粉ヘアカラー】をおススメしています。
こういったカラーであれば、髪の艶を出すために、1カ月に1度のカラーをおススメしています。
毎月カラーすることで、逆に髪のトリートメント効果が高まり、艶やまとまりが出やすくなります。
白髪染めの頻度まとめ
最後に表にしてまとめてみましょう。
市販白髪染め | 白髪ぼかし |
美容院の白髪染め |
|
頻度 | 2カ月に一度 | 2カ月に一度 | 1カ月に一度 |
ポイント | ダメージが心配なので、やりすぎない | 新しい白髪もなじみやすい | 白髪量が多い場合は、痛ませないようにすることを前提に、 毎月1度 |
白髪染めヘアカラーでパサパサになってしまったら?
白髪染めヘアカラーをするのは、『身だしなみを整えたいから』。
というのも、理由の一つかと思います。
ただ、見た目をキレイにするために白髪染めをしたのに、結果ヘアカラーのダメージで
髪がパサついて汚くなってしまったら、本末転倒です…解決法を考えてみましょう。
なぜヘアカラーで髪がパサパサになるの?
そもそも何故ヘアカラーで、髪がダメージしてパサパサになってしまうのでしょうか?
特に痛みの原因となるヘアカラーは【アルカリカラー】と呼ばれるもので、
『髪が痛む原因』は、大きく分けて2つあります。
- 原因1→薬剤を浸透させるための『アルカリ剤』
- 原因2→メラニン色素を脱色するための『過酸化水素』
一般的なヘアカラーでは、髪を明るくする場合はもちろん、
色味を変えたり、暗くしたりするだけの場合でも、このアルカリ剤によるダメージがあり、
明るくしない場合でも、メラニン色素を脱色させる【過酸化水素】は使用されます。
では、解決策を見ていきましょう♪
解決策1美容院でのトリートメント
白髪染めなど、ヘアカラーの繰り返しで髪が痛んでしまった場合は、
解決策として【美容院でのトリートメント】があげられます。
髪は自分で再生する能力はないので、外部から栄養を補給してあげる必要があります。
また、カラーとトリートメントを同時にお願いする場合は、
髪や頭皮へのダメージを減らしながら、カラーをしてくれる美容室もあります。
当店の髪質改善とヘアカラーを合わせて行うコースは、男性からも好評をいただいています。
また、男性は簡易トリートメントのみ追加される方も多いです。
いずれにしても、パサつきが気になるのであれば、何かしらトリートメントをすることをおススメします♪
解決策2自宅でヘアケア
美容院でのトリートメントに比べると、ケア能力は劣りますが、
ご自宅のシャンプートリートメント等のチョイスを間違ってしまうと、
どんどんパサつきがひどくなり、カラーの色落ちも早くなってしまいます。
- メンズにおススメ!シャンプーのみでOKの優れもの!
「ヘアケアにはなるべく時間をかけたくない!」という男性にはこちらのシャンプーがおすすめです。
シャンプーだけでボリュームアップ&ヘアケア。お風呂場での洗い流すトリートメントは必要ありません♪
- メンズにおススメ!簡単で効果の高いヘアケア商品!
「ヘアケアしたいけど、面倒なのは嫌!」という男性にはこちらがおすすめです。
「髪内部の修復のスペシャルアイテム!」です。ドライヤー前に数プッシュを髪につけるだけ♪
解決策3ダメージレスのヘアカラーに変えてみる
例えばヘアマニキュアやヘナであれば、アルカリカラーに比べると、
痛みはほとんど気にならないかと思います。
ただ、ヘアマニキュアは、色落ちが多いのと、地肌につけられないので、すぐに根元の白髪が気になってしまい、
ヘナは、どうしてもオレンジっぽくなってしまいます。
また、どちらも明るいヘアカラーには対応できません。
そんな方には、明るくすることも可能で、アルカリカラーに比べるとダメージが圧倒的に少ない
【天然小麦粉ヘアカラー】がおすすめです。
当店では、『アルカリカラー』と『ヘナ』の良いとこ取りをしたような、
ダメージレスで、限定美容院でしか使用できない
というものを取り扱っています。
メンズ白髪染めQ&A
最後によくあるご質問等をまとめてみました
Q,美容院で、メンズの白髪染めはやっていますか?
A,はい
こちらは、女性専用の美容院でない限り、どこの美容院でも対応してくれると思います。
Q,白髪を抜くと増えるって本当?
A,いいえ
これに関しては科学的な根拠はありません。
ただ、毛を抜くことで頭皮を痛めてしまったり、まれに、抜いた部分が生えてこなくなる可能性があります。
それらを考えると、どうしても白髪が気になる場合は、
染めるか、根元から切る。ことをおススメします。
Q,白髪は染めたほうがモテますか?
A,完全な答えはありません…
こちらは、実際のお客様から過去何度か質問を受けた内容です。
これに関しては、女性の好みもあるため、一概には言えませんが、
染めないほうがどうしても年齢は高く見えますので、
- 年上のダンディーな男性が好みの女性=【染めなくてもよい?】
- 若い男性を好む女性=【染めたほうが良い?】
といった感じの、個人的な回答のみにとどめさせていただきます。
あくまで、個人的な意見です(;’∀’)
Q,白髪染めでアレルギーって出ますか?
A,その可能性は誰しもあります
ジアミン色素の入っているヘアカラーの場合は、誰にでもアレルギーが出るリスクはあります。
本来であれば、染める48時間前に【パッチテスト】と呼ばれる、アレルギーチェックをする必要があり、
それで問題なければ、パッチテストからちょうど48時間後には、アレルギーなくヘアカラーが可能となります。
美容室で白髪染めをする場合は、担当美容師さんに相談してみてください(^^
まとめ
- 白髪染めをしない場合、きれいに見えるか、周りの人に聞いてみる
- 普通のヘアカラーと、白髪染めカラーは原理は同じだが、白髪染めのほうが、色が暗く濁りやすい
- 白髪染めの頻度はダメージが気になる場合は2カ月に一度、痛みがあまり出ないカラーであれば、1月に一度でも良い。
- 髪のダメージやパサつきが気になる場合【天然小麦粉ヘアカラー】がおススメ