天然小麦粉カラーとは何?│白髪染めもできる?色持ちは?現役美容師が解説
こんにちは。恵比寿の髪質改善と痛まないカラーが得意なOPSIS Kalon美容院の伊藤です。
日本では20代以降は、50パーセント以上の方がヘアカラーをするといわれ、
とくに40代以降では、ヘアカラーにおける『白髪染め』の率が半数以上を占めるようになる。といわれています。
ポーラ文化研究所のHPより抜粋
白髪が気になり始める40代の女性の方は、現代社会においては、仕事をバリバリされている方も多く、
少しでも白髪が生えてくると気になってしまい、頻繁にヘアカラーをする方も多くいらっしゃいます。
カラーリングの繰り返しで気になるのは、やはり【ヘアカラーによるダメージ】。
また皮肉なことに、40代以降の女性は、『エイジング毛』と言われるように、髪の衰えを感じる方も多く、
白髪が気になりヘアカラーの頻度は上り、それによってさらなる髪のダメージが気になり、『エイジング毛』も加速してしまう……
という悪循環に悩まされている方も多くいらっしゃることかと思います。
今回は『傷まない』と言われている【天然小麦粉ヘアカラー】に関しての様々な疑問にお答えしていきます(^^♪
- 小麦粉カラーとは何なのか?
- 本当にダメージレスなのか?
- 小麦粉カラーのメリット・デメリット
- 小麦粉カラーが向いている人
- 小麦粉カラーの料金
ではまず、いったい【小麦粉カラー】って何なのか?といった部分から解説していきます。
小麦粉カラーとは?│漂白アルカリと過酸化水素を使用しないダメージレスのヘアカラー
小麦粉カラーとは、髪を明るくするためのアルカリ剤と、過酸化水素を使用しないダメージレスのヘアカラーのことです。
相変わらず、しょっぱなの説明だけじゃ、全然わからんぞい…
で、ですよね。とりあえず【ダメージレス】という部分をお伝えしたかったので、詳しくは順を追ってご説明します汗
小麦粉カラーが髪を傷ませない理由
まずは、小麦粉カラーの最大の特徴である【ダメージレス】の部分についてご説明します♪
一般的なヘアカラーは、1剤と2剤という2種類を、ヘアカラーの直前に混ぜて使用します。
この1剤の中に入っている『アルカリ剤』というものと、
2剤である『過酸化水素』が主に髪をダメージさせる原因となっていると言われています。
小麦粉カラーでは、一般的なヘアカラーで髪が傷む2大要素である
- アルカリ剤
- 過酸化水素
ではなぜ小麦粉カラーというもので、髪が染まるのじゃ?
ではつづいて、【小麦粉カラーで髪が染まる仕組み】ご説明します!
通常のヘアカラーで髪が染まる仕組み
まずは、【一般のヘアカラーで、髪に色を付けているもの】と、その仕組みからご説明します!
先ほど書いたように、通常のヘアカラーは、1剤と2剤に分かれていて直前に混ぜて使用しますが、
1剤に含まれている主な成分は【酸化染料】と【アルカリ剤】
2剤は【酸化剤】と呼ばれる過酸化水素が主な成分となります。
1剤の【アルカリ剤】により髪のキューティクルが開き、カラー剤が髪の内部に浸透し、
髪の内部で1剤の【アルカリ剤】と2剤【酸化剤】が混ざり、反応することで、髪を明るくし、
それと同時に1剤に含まれる【酸化染料】が発色し、髪の内部に定着し、髪が染まります。
う、うーん●×▽■…(;’∀’)
必要な部分だけ、なんとなくわかれば大丈夫なので、そこをわかりやすく抜き出します!
- アルカリ剤の作用で、カラー剤が内部に入り、
- 内部に入ったカラー剤の反応で、メラニン色素が削られ(髪が明るくなり)
- 酸化染料が定着することで色がつく
文章が短い文、さっきよりはわかったような、わからんような…(-_-;)
今回のブログでのポイントは、その反応によって、髪が痛んでいる!ということのみです!!!
それだけなら、わしでもわかるぞぃ(`・∀・´)
小麦粉カラーで髪が染まる仕組み
一方、小麦粉カラーでも、一般のヘアカラーと同じような、【染料】が含まれています。
一般のヘアカラーは、ダメージの原因の一つである、『アルカリ剤』というものでキューティクルを広げ、カラー剤を毛髪内部に浸透させていますが、
小麦粉カラーには、このダメージの原因である『アルカリ剤』が入っていません。
代わりに、薬剤が『アルカリ性』になるように調整されていて、
それによってダメージレスで、染料が髪の中に入るようになっています。
一般のヘアカラーに入っているアルカリ剤は、髪の中に残留しやすく、そのままにしておくとカラー後しばらくの間、髪に悪さをし続けてしまいます。
小麦粉カラーはアルカリ性ではありますが、アルカリ剤が入っているわけではないため、このようなデメリットは一切ありません。
また、通常のヘアカラーはアルカリ剤が残りやすいため、カラー後しっかりケアをしてあげないと、健康な髪である弱酸性にすぐには戻りません。
一方【小麦粉カラー】はアルカリ剤が入っていないため、シャンプー後、弱酸性に戻りやすいといった特徴もあります。
ちなみに、比較的身近なものでアルカリ性の物をあげると、石鹸水や、一部の温泉でもアルカリ性のものがあったりします。
小麦粉カラーって小麦粉で染めてるの?
先ほどご説明したように、【小麦粉カラー】には、
『染料』と呼ばれるものが入っていて、それによって髪に色がつくようになっています。
小麦粉の作用で染めているわけはない。ということです!
なぬ?では小麦粉とは一体何なんじゃ?本当に入ってるのか?
はい!ちゃんと入っています。小麦粉の作用はいわゆる【ヘッドスパ効果】です。
『小麦粉カラー』における、小麦粉の作用は、
小麦が頭皮の毛穴に付着して、シャンプーの時に汚れと一緒に流れ落ちるといった【ヘッドスパ効果】となっています。
名前が『天然小麦粉カラー』だから、てっきり小麦粉で染めてるのかと思ったぞい…
ええ、その辺りは開発者の方に聞かないとわかりませんが、その名前の方がインパクトがあったのかもしれませんね。
ですが、ご説明したように、小麦粉が入ってることで、しっかりとメリットもあります!
小麦粉カラーの持ち
こちらに関しては、小麦粉カラー公式の案内では、「通常のヘアカラーより、色持ちが良い」となっていますが、
実際に使用した感じでは、一般のヘアカラーの色持ちとさほど変わりがない。ように感じます。
ただし、例えば白髪染め等で、明るさ自体を変えたくないケースに関しては、考え方によっては「小麦粉カラーは色持ちが良い」と言えると思います。
どゆこと?
下で解説しましましょう♪
通常のヘアカラーでは、明るくする必要がない場合でも、過酸化水素によって、髪のメラニン(元々の髪色の、黒や茶色を作り出しているもの)が削られます。
【メラニンが削られる→メラニン色素が少なくなる→髪は明るくなる】ということです。
(※ちなみに通常のヘアカラーでは、基本黒染めの場合でさえ、多少メラニンは削られます。
メラニンが削られて、明るくなった髪に、黒い色素を入れて黒く見せている。といったイメージです)
ですので、時間の経過とともにシャンプーや紫外線によって、『染料による色』が落ちてくると、メラニンが削られたベースの髪が見えてきて、髪が明るくなります。
そのため一般のヘアカラーでは、色落ちの過程で髪が明るくなり、見た目の色が汚くなってしまう。といったことがあります。
一方小麦粉カラーの明るくしない工程では、過酸化水素が入っていないため、メラニンが削られることがありません。
そのため、一般のヘアカラーのように、汚く色が抜けてしまうリスクが少なくなります。
そういった意味で、『小麦粉カラーは一般のヘアカラーより色持ちが良い』と感じることもあるかと思います。
ただ小麦粉カラーは、『髪を明るくする工程』と、『明るくする必要がない工程』の2種類があり、それに関しては後述します。
小麦粉カラーの値段
これに関しては、各美容院で様々なパターンがありますが、
通常のヘアカラーにプラス1000円前後で、提供している美容院が比較的多いかと思います。
東京の恵比寿にある当OPSIS Kalon美容院でも、通常のヘアカラーにプラス1100円(税込)にてご提供しています。
小麦粉カラーのメリット
では小麦粉カラーのメリットをまとめてみましょう♪
小麦粉カラーの最大のメリットしては、先ほどご説明したように
- 一般のヘアカラーに使われている、アルカリ剤が入っていない
- 過酸化水素を使用しない
(※後述しますが、明るくする工程では通常の50%ほどに抑えたアルカリ剤と、過酸化水素を使用します)
といったものがあげられますが、それ以外にもたくさんメリットがあります。
メリット①ヘアカラー特有の『嫌な臭い』がない
一般的なヘアカラーに含まれる、アルカリ剤のうち、特に【アンモニア】は特有の臭いがあり、それによって、ヘアカラーの臭いが発生します。
【アンモニア】は、他のアルカリ剤に比べ、揮発しやすく、残留アルカリを少なくする効果があるため含まれているヘアカラーも多くなります。
ですので一般的なヘアカラーでは、必ずしも『臭い=悪』というわけではありませんが、
アンモニアは独特の臭いがあるため、どうしても苦痛に感じてしまうのも事実です。
「ヘアカラーのニオイが苦手」という方も多くいらっしゃるかと思います。
小麦粉カラーの明るくしない工程では、このようなアルカリ剤を使用しないため、
カラー中も、臭いによる不快な思いをすることは一切ありません。
小麦粉カラーの明るくする工程では、専用の『リフトアップライトナー』を使用しますが、こちらはアルカリを一般のヘアカラーより50%カットしているため、ほとんど臭いません。
メリット②ハリ、コシ、つやが出る
小麦粉カラーには
「18MEA・セラミド・タンニン酸・天然植物・穀物」といった成分が配合されていて、
ドライヤーで乾かすと、通常のヘアカラーよりハリ・コシ・艶が出やすくなるのが特徴です。
そのため髪の弾力が少なくなった、エイジング毛への白髪染め等にも、とてもおススメです。
メリット③刺激が少ない
小麦粉カラーの明るくしない工程では、
『アンモニア等のアルカリ剤』や、『過酸化水素』を使用しないため、
カラーの塗布時にある、ピリピリした刺激がありません。
特に通常ヘアカラーが染みやすい人も、比較的快適にヘアカラーできることも多いです。
ただし、もともと染みやすい人は特に、施術前にパッチテストを受けることを強くおススメいたします。
(基本的には毎回必ずパッチテストをする必要があります)
また、小麦粉カラーの明るくする工程では、同じように染みることがあります。
※ジアミンアレルギーのある方は、天然100%のヘナでの施術か、色味は入れずに明るくしたいときは、ジアミンの入っていない、小麦粉カラー専用のリフトアップカラーのみ当店では施術可能となります。
ただ、アレルギーもいろいろな種類があるため、しっかりとご相談の上、最終的に施術可能かどうかを決定させていただきます。
メリット④通常のヘアカラーに比べ、ダメージレスである。
繰り返しとなりますが、小麦粉カラーの明るくしない工程では、
アンモニア等のアルカリ剤や、過酸化水素を使用しないため、
髪のメラニンを削ることもなく、通常のカラーに比べダメージをかなり抑えられます。
基本的にはほぼ『痛まない』と考えてよいかと思います。
メリット⑤色が豊富である
小麦粉カラーでは、ヘナ等と違い、様々な色味を楽しむことが出来ます。
ただ、強い色味をしっかり出したい。といった場合は、通常のヘアカラーの方が調整しやすいケースもあるため、
担当の美容師さんと、しっかりとご相談されることをおススメいたします。
小麦粉カラーのデメリット
ここまで『小麦粉カラーのメリット』をご説明しましたが、
今度は、【デメリット】についても確認していきましょう。
デメリット①ノンジアミンではない
こちらは、デメリットいうよりも、『天然小麦粉カラー』との名前により、勘違いされやすい部分としてご説明いたしますが、
小麦粉カラーには、【ジアミン】が入っています。
この【ジアミン】により、様々な色で染めることができ、通常のヘアカラーにも含まれているものです。
ただし、ジアミンにより、アレルギーの反応が出る可能性があり、過去一度でもヘアカラーによるアレルギー反応の出たことがある方は、施術できません。
その場合は、天然100%のヘナや、ジアミンを全く含まないカラーのみ施術できる可能性があります。
(ジアミンアレルギーの方は、美容室で天然100%ヘナや、ノンジアミンカラーが出来るかどうか、医師とご相談することを強くおススメいたします。)
デメリット②できる美容院が限られている
実は『小麦粉カラー』は、メーカー側の縛りがあり、
各地域に、たった一店舗の美容室でしか取り扱うことが出来ない特別なヘアカラーとなっています。
各地域という枠は、例外もあるようですが、おおよそ10キロメートル圏内につき、1つの美容院となっているようです。
そのため、近くに取り扱う美容院があればラッキーでありますが、近隣で取り扱う美容室がない場合も考えられます。
デメリット③最初の1,2回は髪の【きしみ】が出る場合がある
小麦粉カラーに入っている『タンニン酸』という成分は、髪のハリコシや艶を出すのに、とても優れた成分です。
ただ、毛髪への吸着率が強く、特にダメージの大きい髪にはしっかりと吸着し、そうすることで、『髪が水をはじく』という、健康毛には、かかせない状態を作ってくれるのですが、
半面、髪が水をはじく状態というのは、きしみが出たりするケースがあります。
そのため、特にダメージが大きい場合、最初の1,2回目の施術では、ダメージホールが多く、『タンニン酸』がしっかりと吸着することで、
【きしみ】を感じることがあります。
ただし、この【きしみ】は艶髪となるために、必要でもあるため、一概にデメリットとは言えないと思います。
また、基本的には繰り返し小麦粉カラーをすることで、徐々に髪の状態が良くなり、きしみをあまり感じなくなり、より【艶のある美髪】となっていくケースがほとんどです。
このような、『髪が水をはじく状態』では、トリートメントが非常によく、吸着します。
小麦粉カラーによって軋みがでた髪は、サロントリートメント等をすることで、ツルツルになるケースが多いので、ご心配な方は、トリートメントと合わせての施術することをおススメします。
当店では、髪質改善トリートメントと小麦粉カラーを同時に施術できる、【シャインエステwith小麦粉カラー】というメニューがあり、現在一番人気のメニューです♪
小麦粉カラーの注意点
前にご説明したように、小麦粉カラーの明るくする工程では、
『アルカリ剤』が入った、専用の【リフトアップライトナー】と『過酸化水素』を使用します。
ただし、小麦粉カラー専用の【リフトアップライトナー】は、
一般のカラー剤に比べ、アルカリが50%ほどカットされていて、16種類の天然エキスも配合されているため、ダメージは最小限に抑えられます。
また、根元が伸びてきて、根元の黒い部分を明るくしたい時は、『専用リフトアップライトナー』と、『過酸化水素』を使用する必要がありますが、
ほとんどのケースでは、すでにカラーをしている毛先は、明るくする必要がなく、
【毛先の色味チェンジ】や、【毛先を少し暗くしたい】場合は、
その毛先は『アルカリ剤』と『過酸化水素』を使用する必要がないため、ダメージレスとなり、
やはり、通常のヘアカラーに比べて、ダメージを大きく抑えることが可能です。
- 根元の明るくする部分→アルカリ剤、過酸化水素使用
- 毛先の明るくする必要がない部分→アルカリ剤、過酸化水素不使用
【小麦粉カラー】【通常のアルカリカラー】【ヘナ】特徴まとめ
わかりやすく表にして、3種類のカラーを比較してみましょう♪
小麦粉カラー | 通常 ヘアカラー |
ヘナ | |
髪のダメージ | ◎ 基本痛まない |
× 痛む |
◎ 基本痛まない |
髪の補修能力 | ◎ たくさんの補修成分が入っている |
△ 痛みはあるが、トリートメントも配合されている |
◎ |
髪を明るくしたい | ◎ 可能 |
◎ 可能 |
× 髪を明るくすることはできない |
ヘアカラーの色味 | 〇 比較的選べる |
◎ 色味の幅が広い |
× あまり選べない |
アレルギー対応 | × ジアミンアレルギーの方はできない |
× ジアミンアレルギーの方はできない |
◎ 100%天然ヘナは、ジアミンアレルギーの方も基本できる |
それぞれにメリットデメリットがあります。担当の美容師さんとしっかり相談して、ご自身に最適なヘアカラーを見つけましょう♪
小麦粉カラーや、髪のダメージに関するご相談をされたい方は、こちらの公式LINEから、お気軽にご連絡ください(^^)/
小麦粉カラーができる美容院
東京都近郊で小麦粉カラーのできる美容院を、何件かピックアップしてみましょう♪
- OPSIS Kalon(渋谷区恵比寿)
- lleno(日野市南平)
- ヘア―サロン カミワザ(文京区小石川)
- Atelier 27(練馬区関町南)
- MAYA Hair&Esthetic(江戸川区西葛西)
- Tiedeur Hair Desigh(緑区台村町)
- meeme hair&care(秦野市平沢)
- Pure Room(市原市八幡)
- Luar(市原市八幡)
- ストロベリールチル(船橋市習志野台)
- ヘアーサロン savvy(船橋市本町)
その他全国で小麦粉カラーの出来る美容院は下記ページからご確認できます。
小麦粉カラーQ&A
まだよくわからない方のために、もう少しご質問にお答えします♪
ヘアカラーのアレルギーがある人はできますか?
こちらはすでにご説明いたしましたが、
ジアミンアレルギーのある方で、小麦粉カラーご希望の方は、
色味のない髪を明るくする工程だけであれば、施術可能ですが、色を入れる小麦粉カラーや、白髪染めのための小麦粉カラーは施術することが出来ません。
白髪染めもできますか?
はい。小麦粉カラーは白髪染めにとてもおススメです。
白髪が生えてくると、周囲の目が気になり、すぐに染めたくなるものです。
そのため、比較的短い周期で白髪染めをする方も多いのですが、
【繰り返しのヘアカラー】で、髪のダメージが気になる方も多くいらっしゃいます。
また白髪が気になる年齢と、髪の衰えが気になり始める年齢が同時期となることが多く、
繰り返しのヘアカラーのダメージと、年齢によるダメージ、いわゆる『エイジング毛』の問題が重なり、
髪の乾燥や、パサつき、ダメージによるうねり、チリ付き、ボリュームの低下、広がり
といったお悩みが出てきます。
小麦粉カラーは、通常のカラーに比べて、大幅にダメージを軽減させることができ、
カラーをすることで『ハリ・コシ・艶』が出やすくなるという特徴があるため、白髪染めや、エイジング毛へのカラーに特におススメとなっています。
ヘアカラーとどう違うの?
こちらもご説明済みですが、
通常のヘアカラーは、例えば明るくせず白髪だけ染めたい。
根元を明るくして、毛先は色味だけ変えたい、または少し暗くしたい。
といった場合でも、すべての工程で、髪のメラニンを削る作用が必要となります。
それによって、丁寧に施術をしても多少のダメージは避けられませんが、
小麦粉カラーで、明るくする必要がない場合は、メラニンを削るという工程がないため、それに関してのダメージは一切ありません。
通常のヘアカラーと小麦粉カラーで大きく違う部分は、
小麦粉カラーは、基本ノンダメージである。ということです。
天然小麦粉カラーの【天然】って何のこと?
小麦粉カラーは『天然小麦粉カラー』という名称で美容院向けに販売されています。
その天然というのは、すべての成分が天然というわけではありません。
小麦粉カラーの中に
【ローズマリー・甘草(カンゾウ)・アロエ(植物エキス)・シルク・海藻・カキ葉・はと麦・サツマイモ・ジャガイモ・タピオカ・トウモロコシ】等
の天然成分が入っているのと、
小麦粉カラーに混ぜる、トリートメント液や、オイルが【天然由来成分100%】で作られていて、
天然成分を多く配合しているため、【天然小麦粉カラー】という名称になっています。
小麦粉アレルギーの人はできるの?
結論から言いますと、『問題なくできます』
小麦粉カラーには、【小麦粉】成分が入っていますが、
基本は食べたりしない限りは問題なく、頭皮につけても、小麦粉の粒子が体内に入ることはありません。
以前、とある小麦粉系の石鹸でアレルギーがあり、回収されたケースがありましたが、
そちらで使用していたのは小麦粉そのものではなく、【加水分解小麦】という分子の小さな物質です。
【加水分解小麦】のように小さな分子であれば、皮膚の薄い粘膜から体内に吸収される可能性がありますが、
小麦粉カラーに入っている、【小麦粉】の成分であれば、そのようなリスクはありません。
まとめ
今回は、【髪を痛ませないヘアカラー】として話題となっている
『天然小麦粉カラー』についてまとめてみました。
ヘアカラーをする方の割合は、20代以降で50%以上。
さらに40代以降では、ヘアカラーのうち『白髪染め』をされる方が半数以上を占めるようになり、
50代後半にかけて、さらにヘアカラーをされる方が増えていきます。
半面、ヘアカラーによるダメージに悩む方も多く、
【ダメージレスの小麦粉カラー】は、そのようなお悩みを持つ方にとてもおススメです。
ただし、文中でも書いてあるように、『ジアミンアレルギー』の方は、色味のある小麦粉カラーはできませんのでご注意ください。
小麦粉カラーに関してご質問等あれば、お気軽に公式LINEよりお問い合わせください。